【商売のネタ帳.018】「仕事は忙しい人に頼め」ってホント?

一般的には、
仕事は『出来る人・忙しい人に頼め!』と言われます。

特に中小企業の社長は、この言葉が好きです。

言っても出来ない社員より、
出来る社員にやらせた方が、
全然早く・正確に・クオリティーの高い仕事をしてくる。

という事で、それは確かにその通りです・・・が、
私はこの考えには激しく反対の立場でいるんです。

確かに、
無能で暇な人より、有能で依頼事項も多く忙しい人の方が、

職務のクオリティーも高く、
スピーディーに依頼事項を達成してくれます。

でも、この繰り返しが、忙しい人を、より忙しくし、
その人のキャパを超えるタスクが
日常的に課される状態になる危険性があります。

誰しもスーパーマンではなく人間です。
そのような状態が続くと、
日常的なパフォーマンスが低下し、
イージーミスなども増え、
肉体的にも精神的にも限界を超えてしまう・・・。

それが、いわゆる燃え尽き症候群やうつ病につながる訳です。

会社としても、相手の限界を考えずに使い倒し過ぎたために、
優秀な人材を失う事になってします。

これが、今の日本に蔓延している、
「仕事は忙しい人(優秀な人)に頼め!」マネジメントの
危険性〝その1”だと思うわけです。

明日は、
「仕事は忙しい人(優秀な人)に頼め!」マネジメントの
危険性〝その2”について書いてみたいと思います。