【商売のネタ帳.022】一流は段取りを知る!
昨日の記事に引き続き、先輩から得た教訓。
※ 昨日とは違う先輩のお話です。(でも所属は同じ団体の先輩ですけど)
昨日、某会の先輩にお声がけいただき、
ホームページ制作の打合せに行った時の事。
一通り、先方さんのオーダーを聞かせて頂き、
今後の制作スケジュールの話に入った訳です。
ここで、大抵のクライアントさんは、
制作スケジュールや手順についても
「ああやって欲しい」
「こんな順番で作って欲しい」
「最初にデザインをいくつか出して欲しい」
などなど、作業手順に関しても、ご提案頂く方が大半で、
「最初にデザイン出して欲しい」というご要望には、
コンセプトが決まっていなければ、
どんな料理を作ればよいか決まらないし、
提供する料理が決まっても、
材料が全く無いのに料理は出来ないですよ~。
と、やんわりとご理解を促すようにしています。
とは言え、どんなデザインの方向性になるのか?
知りたいクライアント心もわかりますので、
必要最低限の材料がそろった段階で、
ラフデザインは出しますのでご安心を(笑)
しかしながら、今回のクライアント様は流石なのです。
「多分、こういう順番でやった方が山下さんはやり易いかなぁ?」
「コンセプトとか文章が固まって、イメージが出来てから写真撮影の方が良いよね?」
「やり易い方法があったら言って下さいね」
など、お客様の都合ではなく、
制作者が仕事をしやすいようとご配慮いただきました。
そういえば、飲食店にご飯を食べに行った時に、
「サッパリした薄味で、野菜を多くとれるものが食べたい」と言ったとしても、
調理の仕方に注文を付けることって、まず無いですよね・・・。
広告は、普段から多くの人が目にし、
「自分はこういう広告が好き」
「自分はこういう広告は嫌い」
という感性があったり、
自分でワードなどでチラシを作ったり、
という経験がある人が多いので、
どうしても、制作工程にも意見をしたくなるんだと思います。
そういう余計な心配を掛けないように、
もっともっとプロとしてのスキル・ノウハウ・オーラ・威圧感・・・
などを付けなければと感じるのでした。
そして、一流の経営者は依頼の仕方がスマートだと感服するのでした。