007.稼ぎたいのに稼げない本当の理由⑤ 『自分には価値がない』と思っていませんか?
あなたにピッタリのビジネスモデルを提供する
ビジネスモデルデザイナーの山下まんぼぅ。です!!
前回は『清貧は美徳』
というイメージについて書きました。
社会に役立つサービスを提供する事で利益を生み出し、
その利益を再投資して事業を拡大し、
生み出した利益の一部を、社会貢献活動に使う。
それが商売!
と考えると『清貧は美徳』ではなく、
『清貧に甘んじている場合じゃない!』
との意識改革が必要ですよね。
今回は、
『自分には価値がない』という
自己否定的なイメージ(自己肯定感が低い状態)
について考えてみましょう。
「生きているだけで人間は価値がある存在なんだ」という人、いますよね?
一方で、
「他の生物の命を奪い、地球を汚染している。人は生きてるだけで罪なんだ」
的な考えの人もいますよね?
実は思いっきり、私は後者の方なんです(笑)
「生きてるだけで丸儲け」なんて、とても思えない、
「人は原罪を負って生まれている」という考えに近いかもしれません。
そんな私なのに、自分の子どもに対しては、
「産まれてきてくれてありがとう!」
「生きていてくれるだけでありがたい」とか言っています(苦笑)
これ「なんでなんだろう?」と考えたんですが、
だいたい今の40歳前後や、それ以上の人って、
「世の中に迷惑かけるんじゃないよ」と言われて育った人が多い。
人間って生きているだけで大気を汚染するし、食べ物も食べる。
移動するのにガソリン等のエネルギーも使うし、
その為に、石油・石炭なんかを燃やしたりしているわけです。
まあ生きているだけで地球には迷惑かけているだろう!
というのは妥当なんじゃないか、そんな考えが私にはあります。
「起業して、お客様のお役に立とう!」というのは、
本当に相手のことが好きというのもあると思うけど、
「人の役に立つことで自分には存在価値がある」
というのを実感したい、という部分はあるのではないでしょうか??
人って、誰にも必要とされないのって苦痛だって言いますよね?
本当に生きているだけで素晴らしいことだったら、
誰にも必要とされてなくたって、
別に精神的になんのストレスもなく安定しているはず。
でも、必要とされてないってなると、
どうせ俺なんて生きていても価値なんてないんだよ・・・って荒んでくる。
基本的に人は
「生きているだけでは価値がない」
という刷り込みがある人が多いのではないでしょうか?
だから
「価値のある行動をして、人の役に立とう!」
という意識を持つのかもしれません。
それは、ある面では良いことだと思うんです。
だからこそ、
「人の役に立つためにどうしたらよいか?」
「どやったら人に喜んでもらえるか?」
と考える。
それが原動力となって、
人生が好転していく部分もあると思います。
しかし、
お客様に何かサービスをして喜んでもらっても、
喜んでもらったことにすら、自分の価値を認められない。
そういった状態の人もいます。
(チョット前までの私はこれでした)
目の前で喜んでくれているけどさ、
俺が目の前にいるから気をつかって喜んだふりをしてくれているんじゃないかなぁ。
本当に喜んでくれていたとしても、本来の価値以上に過大評価をしてくれているんじゃないかなぁ。
とか思ってしまう・・・スレてますよね・・・。
そういう自分への無価値感。
「そんな価値のない私が提供するサービスも価値がない」
という劣等感みたいなものがあまりにも強いと、
もの凄く値下げをしたり、
価格とのバランスが明らかにおかしい程、過剰サービスをするとか・・・。
特に「自分の仕事は誰かをお手伝いすることです。」
というように、一歩引いた話し方をする人は、
自分には価値がないと思っている人が多い傾向にあります。
確かに人は生きているだけでは価値はないのかもしれないけれど、
自分が人に提供した商品やサービスは客観的に評価して、ちゃんと価値を主張する。
俯瞰して「自分自身の価値」と「自分の提供した商品(サービス)の価値」を
区別して値段がつけられるようになってこそ、商売人として一人前なのではないでしょうか?
私自身は100円の価値も無いかもしれないけれども、
「色々な知識・経験・アイディアを盛り込んで100万円の価値がるホームページに仕上げました!」
と、堂々と適切な対価を請求できる人になる為に、
自分のサービスの市場価値を、同業他社と比較分析してみる事をお勧めします。
『自分』と『自分の提供している商品』との “精神的な切り分け” ができると、
ビジネスとしても発展するし、サービスが更に向上していく。
問題点も、冷静に分析できるようになる。
そうして自信をつけていくと、
「意外と自分も色んな価値を産み出せる人になれてきたかな」と、
自分を評価してあげられるようになってきます。
それによって、自分への無価値感が癒されていく。
そうして癒されたあとに、自分のステージが上がっていく。
自分は生きているだけで価値はないかもしれないけれど、
周りの人の役に立つことによって多くの価値を産み出せる存在である・・・と。
あなたの周りには多くの仲間や、
あなたの価値を認めてくれるお客様がきっといます。
昨日より今日、今日より明日、一歩ずつ成長していると信じて、
ビジネスを通して、周囲の人を幸せにしていきましょう!!