008.『お金に関するプログラムを書き換える』その1

あなたにピッタリのビジネスモデルを提供する
ビジネスモデルデザイナーの山下まんぼぅ。です!!

前回は『自分には価値がないかもしれない』
という事について書きました。

自己肯定感を高める為には、
「生きてるだけで価値がある」と思う事も必要ですが、

社会の役に立つサービスを提供する
商売人にとってま、
「生きてるだけなら自分は無価値だけど、人様の役に立つ事によって価値を生み出す!!」
という位の、タフなマインドが大切でしたよね。

さて今回は、

『お金に関するプログラムを書き換える』
というテーマで考えてみましょう。

今までに、

・お金は汚い
・お金持ち=搾取する人
・お金持ち=傲慢
・清貧は美徳
・自分には価値がない

という内容についてお話してきました。

本当は稼ぎたいなぁ。
お金欲しいなぁ。

と思っているのに、
そういった潜在意識のトラップによって
稼げていないという5つの代表的なパターンです。

では、
稼ぎたいのに稼げない自分の足を引っ張っているマインドはわかったけれど、
その自分のマインドをどう変えて行くのか?

それを次回(お金に関するプログラムを書き換える_その2)以降、
10個の法則に分けて具体的に考えていきたいと思います。

その中で1つポイントになるのは、
お金を稼げるような人間になるということは、
お金に好かれる人間になるということです。

お金に嫌われたら、寄ってきてはくれないんですよね。

「お金は生き物じゃなく、紙切れなんだから、感情なんてないじゃん」
と言われたらそれまでなんですけど、
お金にも「好きな人」と「嫌いな人」がいると思うのであります。

恋愛みたいなものだと思って、
どうすれば、お金に好きになってもらえるんだろう?

そうやって、お金の事を、お金の気持ちになって考える事で、
無駄遣いをしなくなったり、
お金の効果的な使い方を考えたり、
お金と真剣に向き合う機会になる・・・。

そこに、
お金を稼げるようになるマインドの変化があるかもしれません。

例えば・・・

“お金は汚い”
とか
“汚いことをしないとお金は稼げない”
という考えの人っていますよね。

それを、お金の立場になって考えてみる。

もしあなたがお金だとして、
「お金って、超汚いんですけど~」
と言われたら、
「うるせえ!お前の方こそ汚ねえだろ!」
と言い返したくなりませんか?

そして、そんな失礼な人とは
お付き合いしようとは思わないですよね?

もし仮に汚いんだったら、
「一生懸命に働いてきて、汗をかいているみたいだから、シャワーでも浴びてきたら?」
と言ってくれるんだったら、
「確かにそうかもね、シャワー浴びてくるよ、気遣ってくれてありがとう」
って思いませんか?

そもそも「お金は別に汚くないよね」って話なんですけど、
急にお金って綺麗で尊いものと思えない場合は、

「どうやって綺麗にしてあげようかな?」
と考えてあげるといいですよね。

例えばよくあるのは、
お財布のシワシワのお札を伸ばしてあげるとか、向きを整えてあげるとか・・・。

科学的根拠はないと思うんですけど、
メンタル的にはそうやって大事にしてあげると、
お金も「この人大事にしてくれる人だなぁ」と感じるのではないでしょうか?

次は、
“お金持ち=搾取する人”という件について少し考えてみましょう。

例えばあなたがご飯を食べに行きました。
そのお店の人が、
「あのね~、当店はとにかくお金を儲けたいから、原価率10%にしてます!」
と言われたら、そんな飲食店は二度と行かないですよね?

だいたい飲食店は原価率は30%~35%くらいと言われますので、
搾取しようとする人の所には、いい人材もいいお客さんも集まるわけがない。

「だけど、それをバレないようにやっているのがお金持ちでしょ?」
という反論があるかもしれませんが、
そういう事を何となく感じてくるのが人というものです。

相手に全く、疑いを感じさせない為には、
詐欺師・ペテン師に匹敵するくらいの、
人の心を誘導するセンスとテクニックが必要なのでは?

逆に、
(料理の腕もしっかりしているのは前提とし)
お客さんに良いものを食べさせてあげたいので原価率50%でやっています。
というお店があったら、そのお店は繁盛しそうですよね。

そこまで、材料にこだわって(原価率高く)料理を提供していれば、
口コミが生まれて、集客コストが掛からなかったり、
リピーターが増えて、
「お客さんが来なくて空席がある」という機会損失もなくなり、
繁盛店になっていく。

集客コストや空席リスクなど、無駄なコストが無くなるから、
原価率を上げても利益が出る。
良い食材を使って、リーズナブルな価格で提供出来るから益々繁盛する。
というように、結局、人に貢献する人がお金持ちになる。

成功している経営者の多くはそういった人なのですが、
詐欺師みたいな経営者は珍しい上に、
社会的に迷惑もかけてしまうので、
ニュースで取り上げられる事になるんです。

その結果、
『儲かっている経営者 = 悪い人・搾取する人』
と、イメージする人が出てくるのではないかと思います。

「今日も、あなたの隣人が、遅刻しないで出勤しました!」
という事は、ニュースとして何の価値もないし、報道されないですよね・・・。

世間のウワサや、ニュースなんてのはそんなもんです。
でも、そんなニュースに私達のマインドが影響を受けてしまうのも事実・・・。

今の時代、
マインドをコントロールされないよう、
インプットする情報のバランスを取る事と、
情報がマインドに与える影響を、客観的に意識する事は、
ビジネスマンとして大切な事なのではないでしょうか?

その2 へ続く